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2024年02月03日

今と昔の銅

屋根材の一つとして銅板が使用されることがあります。以前は、谷板や雨といなどにも使用されました。当時、銅は半永久的に機能するものと考えられていて実際その通りだったのでしょう。

現在その銅は雨の影響か穴が空いてしまうことがほとんどです。中には瓦から出るアクなのでは、と言われることもあります。しかし、銅板のみで葺いてある屋根、銅像などを見て下さい。緑青で青く綺麗な状態を保っているものはありません。原因は酸性雨なのではないでしょうか。

近年では銅に代わってガルバリウムが主流になっています。ステンレスよりも安価で加工しやすいためです。新しい材質なので耐久性に期待したいものです。