屋根工事

屋根工事の種類とは?メリット・デメリットや業者選びのコツを徹底解説!

屋根工事というと古くなって雨漏りした時などに行うものだというイメージがありますが、実はさまざまな工法があることはご存知でしょうか。屋根工事は工法によってメリット・デメリットが異なり、屋根の状態や屋根の種類によって適した工法も異なってくるのです。

そこで今回は、屋根工事の種類と、それぞれの工法のメリットやデメリットを解説していきます。加えて、屋根工事の業者選びのコツもお話します。

屋根の「葺き替え工事」とは?メリット・デメリットは?

まずは、屋根工事の種類の1つ、「葺き替え工事」について解説していきます。

屋根の葺き替え工事とは?

屋根の「葺き替え工事」とは、既存の屋根を全て解体して新たな屋根を設置する工事のことです。屋根の状態や形状によっては、一部だけを交換する「部分葺き替え工事」を行う場合もあります。

屋根の葺き替え工事のメリットとは?

屋根は、表面の屋根材だけでなくその下に下地材も敷かれています。表面から見えない下地材の痛みがあった場合にも、葺き替え工事なら全て交換できるのがメリットです。下地材や屋根材が全くの新品になることで屋根の寿命が延び、台風や大雨、強風などにも耐えられるようになります。

さらに葺き替え工事なら、屋根材の変更も可能になります。たとえばセメント瓦からガルバリウム、スレートからガルバリウムなど、屋根材を工事の機会に変更できるのは大きなメリットでしょう。従来の屋根材よりも軽い素材に葺き替え工事をすることで家の重心が下がって、耐震性もアップできます。

屋根の葺き替え工事のデメリットとは?

葺き替え工事は下地材から全て解体して新しく施工するため、時間がかかってしまうのはデメリットだと言えます。葺き替え工事にかかる日数は一般的に6日から15日程度かかると言われますが、日本瓦の葺き替えはさらに工期がかかります。また、屋根工事は天候に左右されるので工期がさらに延びることも加味しておいた方がいいでしょう。葺き替え工事は大きな工事となるため、コストがかかるのもデメリットでしょう。既存の屋根材の処分費も必要となります。

屋根の「カバー工法」とは?メリット・デメリットは?

次に、屋根工事の1つである「カバー工法」について説明していきます。

屋根のカバー工法とは?

「カバー工法」とは、既存の古い屋根の上から防水材と新たな屋根材をかぶせる工事のことです。

屋根のカバー工法のメリットとは?

カバー工法は既存の屋根を撤去しないため、葺き替え工事よりも工事費用がリーズナブルなのがメリットの一つです。既存の屋根を撤去しない分、工事が短期間で終わるのでスケジュールが立てやすいのも嬉しいポイントでしょう。また、既存の屋根の上に新たな屋根材をかぶせるため、屋根が二重になって遮音性・防水性・断熱性がアップすると言われています。

屋根のカバー工法のデメリットとは?

カバー工法は手軽にできる工事ではあるものの、屋根が二重に重なることで重量が増してしまうことになります。建物に負担がかかる分、耐震性が弱くなってしまう恐れがあると言われているので、耐震性に問題がないのか必ず業者に確認するようにしましょう。

また、葺き替え工事に比べて工費が安く済むカバー工法ですが、実はかえって割高になってしまうケースもあるので注意が必要です。カバー工法は、既存の屋根を補修することなく新たな屋根を上から重ねるだけなので、既存の屋根の劣化が進んでしまうことも大いに考えられます。そして結局、カバー工法を行って間もなく全ての屋根材を交換する葺き替えが必要になってしまえば、結局工費が高くついてしまうというわけです。

屋根の「塗装工事」とは?メリット・デメリットは?

最後に、屋根の「塗装工事」の効果についても解説します。

屋根の塗装工事とは?

屋根に塗られた塗料の耐用年数が過ぎた時や色あせてきた時、塗料にひび割れが起こった時に塗料を塗り替える工事が「塗装工事」です。

屋根の塗装工事のメリットとは?

塗料を塗り替えることで見た目も美しくなるだけでなく、耐久性も維持できるのがメリットです。塗料の種類にもよりますが、7年から10年に1回塗り替えることで耐久性を保たせられると言われています。屋根の塗装工事でも屋根の寿命を延ばすことが可能なのです。

屋根の葺き替えやカバー工法よりもかなりリーズナブルに工事でき、費用を抑えられるのも大きなメリットです。また、好きな色の塗料を選べるので、印象を変えたい時には従来の屋根の色とは違った色の塗料を選ぶといいでしょう。

屋根の塗装工事のデメリットとは?

塗装工事はリーズナブルにできる屋根工事ではありますが、屋根材の耐用年数・寿命の関係で塗装工事ができない場合もあります。屋根の痛みが激しい場合には、塗料を塗ったところで補修する効果はないので、カバー工法や葺き替え工事が必要になるでしょう。

屋根工事の業者選びのコツとは?

実は今、屋根工事の悪質業者によるトラブルが急増しています。多くの場合、飛び込みでやってきた営業マンが「今なら無料で屋根の点検ができる」といううたい文句で点検後、高額な契約をさせられています。そのため、業者選びは非常に重要だと言えるのです。

まずはホームページで、施工事例やお客様の声が多く掲載されている会社を選びましょう。また、屋根に実際に上がって現場調査をしっかり行ってくれる業者なら信頼できると言えます。その時、専門的な資格保有者のいる業者ならさらに安心です。複数の業者から見積もりを取れば、費用のおよその相場も分かることでしょう。

まとめ

屋根工事にはいくつかの工法がありますが、屋根の状態や種類などの条件によって適した工法は異なります。信頼できる屋根工事の業者を見つけて、相談しながら決定するのがおすすめです。

埼玉県熊谷市の「劒持屋根工事」は、屋根リフォーム・瓦修理・雨漏り修理を得意としている屋根の専門業者です。埼玉県北部を中心に、埼玉県内2時間以内でしたら対応させていただいております。屋根診断技士の資格保有者が無料で屋根の診断を行っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。