雨漏り修理

雨漏り修理は迅速に行わなければ建物に大きな悪影響が起きることも！詳しく解説

家の中で雨漏りを見つけると、どこから漏れているのか・修理はどうすればよいか・火災保険は使えるのかなど、悩みが出てきます。雨漏りは、壁や天井裏など家の内部が壊れていくので、早く修理したいものですが、何から始めればよいか迷う場合もしばしばです。雨漏りは、屋根・外壁・窓や屋上など、さまざまな箇所が、さまざまな理由によって発生します。

今回は、屋根の雨漏り修理について修理の方法や業者選びなど、わかりやすく解説します。

雨漏りが起きる屋根の構造

屋根は、耐久性が高くなるように施工されています。しかし、近年の異常気象で、夏の暑い日中は40度を超えるような直射日光に照らされ、スコールのような雨も頻繁に降るようになりました。屋根にこのような大きなダメージが続くと、屋根の劣化スピードは速くなり雨漏りが起きるケースも増えてしまいます。まず、雨漏りが最も多く起きる屋根について、その構造から説明します。

屋根の瓦は表面だけ

屋根といえば、瓦や金属屋根を思い浮かべますが、瓦や金属屋根の下にはそれを支える部材が施工されています。屋根の土台になるのが垂木（たるき）と言い、屋根の傾斜に沿って、屋根の一番高いところから下へ流れるように、約45cm間隔で設置されます。瓦や金属屋根の荷重を支えているのです。

垂木に接して張られるのが野地板（のじいた）です。野地板は、強度の優れた構造用合板が用いられ、張り終わると野地板でできた屋根になります。野地板は、瓦や金属屋根の土台になる重要な部分です。一般的な野地板の耐用年数は、20年～30年もあり、耐久性が高い部分です。野地板の上に雨漏りの実質的な最終砦となり、雨漏りを防ぐ「防水紙（ルーフィング）」が設置されます。

雨漏りの原因

雨漏りは、屋根に降った雨水が建物の内部へ侵入し、壁や天井裏に落ちます。そんな雨漏りはさまざまな原因によって発生するのです。多くは屋根が老朽化することで起こりますが、比較的新しい建物でも雨漏りが発生する事も珍しいことではありません。以下で屋根の雨漏りの主な原因についてご紹介します。

屋根の経年劣化による雨漏り

屋根は経年により劣化するのです。とくに、地震や酷暑により古くなったコロニアル屋根は、亀裂が起こることもあります。日本瓦も、ズレたりひび割れが発生することもあります。また、金属屋根も雨や雪の影響で錆が生じることもあり、錆びから穴があき始めるのです。瓦屋根も金属屋根も時間が経つと雨漏りのリスクは高くなるのです。

ルーフィングからの雨漏り

瓦の下に敷くルーフィングは、瓦や金属屋根の下に敷く防水シートです。実質的に瓦や金属屋根から、漏れた雨水をルーフィングが防いでいます。

一般的にルーフィングで使用する素材は、耐久性が高いものの、築後20年を経過すると防水能力が著しく劣化することもあります。穴が開くこともあり、そこから雨漏りが起きるのです。

施工不良による雨漏り

まれに、屋根を施工した業者の手抜きや、未熟な施工技術により防水能力の不十分な屋根工事が、雨漏りの原因となることがあります。それだけ、屋根の施工業者選びは重要です。

雨漏り修理業者選びのポイント

雨漏り修理業者の選び方で重要なことは、何でも相談できる業者を選ぶことです。屋根の知識がほとんどない場合は、雨漏り修理の疑問点を丁寧に説明してもらえ、修理工事を納得したうえで依頼できる業者を大切にしましょう。雨漏り修理の業者を選ぶ際には、他にも以下のような注意すべきポイントがあります。

自社で雨漏り修理が完結できる

雨漏り修理を業者に依頼すると、請け負った業者が自社で行わず、関連会社や仲間・下請けに再発注することがあります。その場合、当然、料金が20％ほど高くなるよう傾向です。それだけに、可能な限り、屋根の修理が自社で完結できる業者を選びましょう。

施工実績が豊富な業者はおすすめ

雨漏り修理は、修理する屋根により傷んでいる箇所や雨漏りの程度など、すべて同じ案件はほぼありません。それぞれの屋根によって最適な雨漏り修理の方法が求められます。そこで、活きてくるのが施工実績です。経験が豊富であれば、さまざまな雨漏り修理を実施していて経験値が豊富と言えます。それだけに確実な修理が行われる確率も高くなるでしょう。また、自社のホームページで、「施工事例紹介」など、雨漏り修理の施行実績を掲載している業者があります。掲載可能な施工例が多いほど施行実績があり、信頼できる業者として捉えることも可能です。

スタッフに技術力が確か

雨漏り修理の知識や技術力については、全日本瓦工事業連盟が主催している「瓦屋根診断技士」があります。この有資格者は、高いレベルの雨漏り修理の知識や、施工技術を有しているので、安心して雨漏り修理が依頼できるでしょう。このように、信頼できる機関が認定する資格を所有していれば、素人にとって雨漏り修理の業者を選ぶ際の目安にできます。

まとめ

雨漏り修繕

雨漏りの状況や原因はそれぞれで、基準の価格を示すのが難しいです。
劔持屋根工事では、今までの経験から特例を除いて約3万円～30万円くらいで収まります。
雨漏りの診断や散水テスト、結果報告、見積もりまでは無料です。