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2023年12月30日

またまた点検商法

訪問業者から「今すぐこの棟をやり直さないと雨漏りする」と指摘されたと相談があった。

築30年。確かに手を入れてもおかしくない時期ではある。軒は一文字瓦。とても立派な造りとなっている。地元の業者が施工し、屋根は私も知る先輩が葺いたそうだ。当時はまだ南蛮漆喰を使用するところは少なかったのだが、南蛮漆喰を使用し驚くほどしっかりと葺いてある。葺き師の意気込みを感じるものだ。

近年ではやれ耐震工法だ、ガイドラインだ、などと技術を後回しにする風潮があるが諸先輩方の技術力は継承すべきである。

何も問題ないとお客様にはお伝えして調査は終了である。