その他
2023年12月28日

ラバーロックは有効か

ラバーロックとは瓦にコーキングを施す工法である。雨水の流れを熟知している葺き師がするものであれば問題ないが、過剰なものには問題がある。

瓦とは目に見えない重なり部分が存在し、そこを雨水が流れ外へ排出される仕組みだ。さらに、瓦の隙間は換気の役割も果たしている。

1枚不具合があれば1枚交換。と言うようにメンテナンスが容易にできるのも瓦の特徴でもある。過剰なコーキングはそれらの長所を全てを失うことになってしまうばかりか、雨漏りの原因も特定できなくなってしまう。

急所を除き、瓦にコーキングを施すのは基本的には必要ない。