その他
2023年12月19日
相談件数激増”点検商法”
「お宅の屋根はすぐに工事しないと雨漏りする」と言われたから見てくれ。
またか…。いわゆる点検商法である。そのほとんどが修理の必要がないものだったり、不自然な壊れ方をしていたり。
最近よく聞くのがルーフィングの交換工事を勧めてくるものだ。なぜルーフィングなのか?それは工事内容が分かりづらく、技術を必要としないから。
何件かその現場を見てきたが、ほとんどが急所を除く簡単な部分のみの工事である。逆に言えば、除かれた部分さえしっかりしていれば問題ないのだ。
国民生活センターによると、屋根の悪質点検商法の典型的なパターンは次のようなものだ。
〈1〉「近所で工事をしている業者です」「親方に言われてあいさつに来ました」といった口実で訪問する 〈2〉「屋根の工事中にお宅の瓦がずれているのが見えた」などと言って、屋根の点検を申し出る〈3〉屋根から下りると、壊れた屋根の写真や破片を見せ、雨漏りや瓦の落下の危険があると不安をあおる 〈4〉相場よりも高額な見積もりで契約を迫るー
訪問業者全てが悪徳ではないと思うが、実際に必要のない工事をしていたり、驚くほどの高額で工事していたりと被害者は少なくない。対処法としては訪問業者を屋根に上げない。普段から地元の業者、または全日本瓦工事業連盟加盟店を見つけておくことも重要だ。